太平洋プレコン工業株式会社

Pavement

輝度ブロック
誘導ブロック用輝度比確保緩衝ブロック

視覚障害者誘導用ブロックと周囲路面との輝度比を確保しながら景観に配慮した色彩調整用ブロックです。

東日本限定製品

製品仕様

打ち放し/研磨

普通/透水

平板/インターロッキングブロック

仕上げ

  • 打ち放し
  • 研磨
  • ショットブラスト
  • 洗い出し
  • スリット
  • エンボス

特徴

  • 非透水製品
  • 保水製品
  • 透水製品
  • リサイクル製品

品質

  • グリーン購入法
  • 愛知県リサイクル
  • たまエコ製品
  • 景観材料推奨品

成型方法

  • プレス成型
  • 振動成型

コンセプト

  • バリアフリー
  • 環境配慮
  • 防災
  • 耐荷重

製品概要

特徴

景観に配慮された舗装色彩は主にライトグレーやブラウン、ベージュ色などの明るいアースカラーが多いので、暗い色によって誘導ブロックを縁取り、対比効果を大きくします。しかし必要以上の際立ちは景観的に調和の取れない空間を作ってしまいます。
「輝度ブロック」は誘導ブロックの黄色と舗装色との中間色彩を意識し、誘導ブロックを目立たせながら周囲の舗装色に黄色と共に馴染ませる色彩を目指して開発されました。

誘導ブロックを目立たせるためには周囲の舗装色を明度の低い色にすることが最適ですが、これでは舗装全体が景観的に暗いイメージになります。

テクニカルデータ

●透水係数 : 1×10-4(m/s)以上

D(mm) L(mm) H(mm) 参考重量(kg/枚) 使用枚数(枚/m2
100(98) 100(98) 60/80 1.3/1.7 100.0
100(98) 200(198) 60/80 2.6/3.5 50.0
150(148) 150(148) 60/80 3.0/4.0 44.4
150(148) 200(198) 60/80 4.0/5.3 33.3
300(298) 300(298) 60/80 12.0/16.0 11.1

■(  )は実寸法です。

■輝度比とは

視覚障害者などに対する誘導または段差の存在などの警告もしくは注意喚起を行うために、視覚障害者誘導用ブロックの視認性が求められている。視認性を表す指標として視覚障害者誘導用ブロックと周囲の舗装面に使用されるブロックの輝度を測定し、その輝度比によって視認性を表す。

■測定方法

輝度の測定方法は、JIPEA(社団法人 インターロッキングブロック舗装技術協会)に準拠して下図に示すように、測定点から2.6m、高さ1.5m(測定角度30 度)にて輝度値を測定する。なお照度については、対比する舗装面の照度を同一とする。

■測定値の基準(道路の移動等円滑化整備ガイドラインより抜粋)
「一般的に視覚障害者誘導用ブロックは黄色と認知されており、黄色を基本とするが、路面の色彩が類似している場合、周囲の路面との輝度比を2.0 程度確保することにより視覚障害者誘導用ブロックが容易に識別できることが必要である。輝度比については、晴天時において、1.5~ 2.5の組み合わせが、弱視者、晴眼者双方にとって問題ない範囲であるという既存研究等から輝度比2.0程度とした。ただし天候・明るさ・色の組み合わせ等によっては、認識しづらい場合があるため、色彩の決定にあたっては、沿道住民・利用者の意見が反映されるよう留意して決定するものとする。」

バリエーション

非透水タイプ ▶ 打ち放し仕上げ

  • C01[輝度比:2.4]
    適合舗装色:
    ライトグレー系
    ベージュ系など
  • C02[輝度比:2.3]
    適合舗装色:
    ベージュ系
    ブラウン系など
  • C12[輝度比:3.5]
    より対比効果を強め注意喚起の必要性が高い場所

透水タイプ ▶ 打ち放し仕上げ

  • H01[輝度比:2.2]
    適合舗装色:
    ライトグレー系
    ベージュ系など
  • H02[輝度比:2.5]
    適合舗装色:
    ベージュ系
    ブラウン系など
  • H12[輝度比:3.5]
    より対比効果を強め注意喚起の必要性が高い場所

透水タイプ ▶ 研磨仕上げ

  • K18[輝度比:2.5]
    周囲が研磨仕上げのブロックで景 観性の高い場所

注意事項

1.
輝度比は視覚障害者誘導用ブロック(非透水平滑型・プレス成型品)との比較値です。他の誘導ブロックとの対比は近似値となります。
2.
輝度比は屋内測定の参考値であり、表層の凹凸、天然骨材の表出の度合いによる違い、天候や時間帯によっても見た目は変化します。
3.
外構床面で使用されることを想定していますので、風雨や人、車の通行による汚れ、自然植物やゴミなどによる汚れ、白華などの経年変化により、色彩は刻々と変化します。