車道部の不陸対策に採用された多くの実績が高く評価されています。
全国的に透水性、保水性の平板舗装が増えてきました。大版サイズでは乗り入れ部にがたつきや破損が出ていましたが、その原因を解明し、生み出されたのが、スーパーバリアフリーシステムです。このシステムにより透水性の大版サイズのブロックでも車の乗り入れが可能になりました。
さまざまな技術を組み合わせて、長期間にわたり安定した平板舗装を保つシステムですが、コストは従来工法並に抑えています。この高いコストパフォーマンスもまた『スーパーバリアフリーシステム』の魅力です。
『スーパーバリアフリーシステム』に使われる強化板が平板にかかる荷重を分散します。また、強化板によりブロック交換も容易になりますので、メンテナンスも簡単です。
『スーパーバリアフリーシステム』なら、大型車両が乗り入れても路面を良好な状態のままで維持できます。弊社埼玉工場における実験結果から14年以上が経過しても、施工時とほとんど変わらない良好な路面状況を示し、長期間にわたって快適な舗装を保つことが実証されています。
ブロックサイズが大版化するほど荷重分散性能が劣ります。その結果、目地の少ない平板舗装では、供用後に沈下、段差、ズレが発生するケースがあります。
コンクリートブロック施工時にHKSを使用すると、未使用時に比べて目地幅は少し広くなりますが、段差や移動量が低減し、平たん性を向上させることができます。
また、ブロックサンドを併用することで、たわみ量は未使用時に比べて大きくなるものの、荷重伝達率が向上することで、ブロックの破損だけでなく路面の劣化や傷みを抑えられます。
通常の透水性ブロック(曲げ強度3N/mm2)は、4t車まで適応可能です。これを超える重量の場合は、透水性でも5N/mm2の製品を選定下さい。
平板に発生する沈下・段差・ズレ等を防止します。
敷砂や目地砂の細粒化に起因する不陸や段差を大幅に低減します。
※「ブロックサンド」はNETIS登録商品です。
敷砂の路盤層への流出を防ぎます。
敷砂層に滞留した雨水等を排水します。
透水性舗装のフィルター層の砂の替わりに使用する不繊布です。
大型車が乗り入れする用途には、上層路盤に透水性瀝青安定処理を施します。
※非透水性・保水性についてはお問い合わせください。
※別途設計施工マニュアルをご用意しております。担当営業にお問い合わせください。
注意
1.HKS-Ⅱは歩道一般と200角ILBに、HKSは車両乗り入れ部に使用する。
2.透水性舗装の目地砂には珪砂を使用する。
3.車道・歩道車両乗り入れ部の敷砂には、ブロックサンドを使用する。
4.大型車両乗り入れ部の路盤には透水性瀝青安定処理を使用し、厚さは交通量に応じて8~10cmとする。
5.スーパーバリアフリーシステムは、300角の製品で普通道路のN4
(舗装計画交通量250台未満/日・方向)まで適用できます。
6.スーパーバリアフリーシステムが適用できる製品の最大寸法は400×600mmまでです。
適用可能な交通量はN2(舗装計画交通量40台未満/日・方向)までです。